通信プロトコルとは通信方法に関する約束事のことです。
コンピュータ通信を行う場合、
データの送信者とデータの受信者の間で通信を行うために
たくさんの取り決めが必要です。
たとえば、送受信するデータの形式は、
「最初4バイトが送り手のアドレスで...」
とか、送信するコマンドとそれに対する結果のデータ形式など
両者が守らなければ通信が成立しない約束事があります。
このほかにも、通信するには通信機器や通信線などのハードウェア
が関係しますから、通信する両者のハードウェアも同じ仕様でなければ
なりません。通信線を駆動する電圧や通信速度、また変調方式など
が異なれば通信することはできません。
それで、様々な通信にかかわる約束事、
つまり規約が通信プロトコルが決められているのです。
ハードウェアからソフトウェアに至るまで、
通信方式、通信手順、データの形式、暗号化などのデータの処理の
方法など多岐に渡る標準のプロトコルが定められています。