APOP対応のサーバとして広く用いられている qpopper のインストール例を紹介します.
ソースアーカイブ名 qpoper2.53.tar.Z 導入環境 SunOS Release 4.1.2
インストールの手順
以下に導入と設定の手順を書きますが、さらに詳しく知りたいことがあれば アーカイブを展開したディレクトリにある INSTALL というファイルを参照してください。以下は POP3 のみ対応の場合は必要ありません
- 以下を実行してアーカイブを展開し、展開したディレクトリに移動します。
- # uncompress qpopper2.53.tar.Z
- # tar xvf qpopper2.53.tar
- # cd qpopper2.53
- makeに関する設定を行います.以下はAPOP対応にする場合の例です.
- # ./configure --enable-apop=/etc/pop.auth --with-popuid=pop
POP3のみ対応の場合はオプションをつけず ./configure を実行します- 実行ファイルを作成し、それらをインストールします
- # make
- # cp popper /usr/local/etc
- /etc/inetd.confを編集し以下の行を追加します
pop3 tcp /usr/local/etc/qpopper qpopper -s- /etc/servicesを編集し以下の行を追加します
pop3 110/tcp # Post Office- 次のコマンドを実行して inetd をリスタートします
- # kill -HUP <inetdのプロセス番号>
プロセス番号は ps コマンドで調べます
- まず pop というユーザIDのアカウントを (vipw などを用いて) 作成します
- 次に makeしたディレクトリにあるpopauthをインストールします
- # cp popauth /usr/local/bin
- # cd /usr/local/bin
- # chown pop popauth
- # chmod u+s popauth
- そしてAPOPで使用するデータベースファイルを初期化します。
- # popauth -init
運用に用いるコマンド popauth
- 新しいユーザの追加 (rootかpopの権限で実行してください)
- # popauth -user <user>
- ユーザの削除 (rootかpopの権限で実行してください)
- # popauth -delete <user>
- ユーザ自身によるAPOPの設定およびパスワードの変更
- % popauth
動作確認
動作の確認には以下のようにtelnetで110番ポートに接続してみてコマンドを 発行してみてください。ここで接続できたら pop3 のコマンドを入力して動作確認を行ってください。 この方法について詳しくは以下のページをご覧ください。
- # telnet localhost 110
POPサーバへの接続 (telnetの使い方)
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