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nslookup の使い方

ホスト名からIPアドレスを調べる

特定のホストのIPアドレスを調べるにはnslookupを起動して, 表示されるプロンプトの後にホスト名を入力して問い合わせます. 以下の例はwww.fc-lab.comのアドレスを調べる例です.

% nslookup
> www.fc-lab.com.
Server:  localhost
Address:  127.0.0.1

Name:    panda.fc-lab.com
Address:  210.191.124.94
Aliases:  www.fc-lab.com

>

このようにデフォルトではAレコードを調べます.

FQDN(Fully Qualified Domain Name)の後に'.'ドットを入れたほうが 安全です.そうしないと問い合わせているサーバのデフォルトドメインを 最後に追加してしまう可能性があります。(例えば www.yahoo.co.jpと 入力するとwww.yahoo.co.jp.fc-lab.com.を問い合わせたようになる場合が あります)

MXを調べる

メールの届け先どこかを調べるにはMXを調べます。その場合は プロンプトで type=MX と入力すると、それ以降MXの問い合わせを 行うことができます。

% nslookup
> set type=MX
> fc-lab.com.
Server:  localhost
Address:  127.0.0.1

fc-lab.com      preference = 0, mail exchanger = panda.fc-lab.com
fc-lab.com      nameserver = ns.fc-lab.com
panda.fc-lab.com        internet address = 210.191.124.94
>

逆引きレコードを調べる

IPアドレスからホスト名を調べたい場合はAレコードを調べます。 これを行うにはまず type=PTR を指定します。 そして、IPアドレスを逆から並べた後に.in-addr.arpa.をつけて 問い合わせます.

% nslookup
> set type=PTR
> 94.124.191.210.in-addr.arpa.
Server:  localhost
Address:  127.0.0.1

Non-authoritative answer:
210.0.252.210.in-addr.arpa      canonical name = 210.208/28.0.252.210.in-addr.arpa
210.208/28.0.252.210.in-addr.arpa       name = hibiki.kitakyu-techno-ctr.co.jp

Authoritative answers can be found from:
208/28.0.252.210.in-addr.arpa   nameserver = hibiki.kitakyu-techno-ctr.co.jp
208/28.0.252.210.in-addr.arpa   nameserver = dns01.qtnet.ad.jp
hibiki.kitakyu-techno-ctr.co.jp internet address = 210.252.0.210
dns01.qtnet.ad.jp       internet address = 210.143.65.161

問い合わせた210.0.252.210.in-addr.arpaの正式名は 210.208/28.0.252.210.in-addr.arpaで、このホスト名は hibiki.kitakyu-techno-ctr.co.jpであることを答えています. こうして210.252.0.210はhibiki.kitakyu-techno-ctr.co.jpであることが わかります.

サーバを変更する

上のPTRレコードの問い合わせの場合のように 「正式な答え(Authoritive answer)は hibiki.kitakyu-techno-ctr.co.jpから得られます」 のようにある場合のように、サーバを指定したい場合があります。 その場合には、server '使いたいサーバ名'と指定します.以下の例では hibiki.kitakyu-techno-ctr.co.jpに問い合わせる使うように設定しています。

% nslookup
> server hibiki.kitakyu-techno-ctr.co.jp
> set type=PTR
> 94.124.191.210.in-addr.arpa.
.
.

このようにしてサーバを指定することは、ネームサーバの立ち上げの際に、 外部から参照できるか確認する場合などによく用います.

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