パケットとは通信する際に用いられるデータの固まり(小包)のことで、 通信する際にはこのパケット単位で処理されます。 プロトコルごとにパケットの形は決められている場合が多く、 IPパケットは次のような形をしています。
+0bit +4bit +8bit +12bit +16bit +20bit +24bit +28bit 0byte 4 5 TOS total 4byte 識別番号 flag TOS 8byte 寿命 プロトコル ヘッダチェックサム 12byte 送信元IPアドレス 16byte 宛先IPアドレス 20byte以降 データ
パケットの最初の部分につけられている、データ以外の部分で、ここに 送信元アドレスや宛先アドレスなどのそのパケットを処理するのに 必要な情報が納められています。
受信者のホストが何番のパケットまでを受け取ったかを送信者に 知らせるためのパケットです。
データに誤りが無いかを受信者が確認するために、あらかじめ 送信者がデータの値を加算しその加算した結果をヘッダに含めて送ります。 この値のことをチェックサムといいます。
IPアドレスとは、Internet に接続されたコンピュータのネットワークインターフェース に割り当てられる32ビット(IPv4の場合、IPv6では128ビット)の識別番号のことです。 これを表すために210.252.0.210 のように、8ビットごとに4つに区切って表記する 方法が広く使われています。従来から用いられてきているIPv4の問題点を解決する次世代プロトコルIPv6が 開発されています。IPv6では、IPアドレスが拡張されただけでなく、セキュリティーや リアルタイム性について考慮されています
イーサネットのようなバス型のネットワークで、 一本の線に多くの接続機器を接続すると、通信負荷が高くなりスループットが 低下することがある。このような問題を解決するために、ネットワークを2本以上に 分割し、それらの線をルータなどで接続することがなされるますが、 このように分割した一本の線(あるいはハブ)で接続したネットワークの ことをセグメントといいます。セグメントに分けられたネットワークの例を 以下に示します。
このネットワークは3つのセグメントから構成されています。
以下のルータと同じ意味で用いられます。
IPパケットの経路情報を管理し、それに基づいてIPフォワーディングを 行うマシンのことをルータとよびます。詳しくは 「ルーティング」をご覧ください
物理層の上位の層であるデータリンク層の役割をつかさどるソフトウェアは、 多くの場合デバイスドライバとして実装されています。 PCの世界では以下のように各社がそのデバイスドライバのインターフェースの 仕様を決定しています。
名称 開発元 NDIS(Network Device Interface Specification) 3COM, Microsoft ODI(Open Datalink Interface) Novell, Apple Computer パケットドライバ(Packet Driver) FTP Software これらのデータリンク層のプロトコルは、上位のプロトコルが要求する パケットフレームを物理層から読み出して渡す役目を果たします。
Media Access Control Address の略で、LANアダプタカードなどの通信機器に 割り当てられた6バイトのアドレスのことです。通信機器製造各社ごとに 重ならないようにアドレスが割り当ててられていますので、 ハードウェアごとに必ず異なる値となります。 イーサネットのデバイスの場合イーサネットアドレスがこれに当たります。