routed はカーネルのルーティングテーブルをメンテナンスするデーモンです。 RIP (routing Information Protocol)によりネットワークから流れてくる 情報を入手して、カーネルのルーティングテーブルを自動的に更新します。
routedの動作
routedはRIPで規定されている制御メッセージを送受信することによって ルーティングテーブルを更新します。routedは30秒ごとにこの制御メッセージを 発信あるいは転送します。あるホストのroutedからの制御メッセージを180秒間を 受信しなかった場合にはそのホストはルータとしての機能を停止したと見なします。この経路情報の入手については、 「ルーティング」のページをご覧ください
routedの使い方
- routed を普通にルーティング情報を転送するために使うには以下のように起動します
- # routed
in.routed としなければならない機種もあります- ルーティング情報を転送しないようにするには以下のように実行します
- # routed -q
これはファイアウォールを実現する場合に使われることがあります。
動作の確認
- routedを起動してから、数分後に以下のコマンドを実行してみてください
- # netstat -r
- この結果、正しくルーティングテーブルが更新されていれば OK です。 ここで表示された内容の意味については、 「ルータの動作」の項目の「ルーティングテーブルを見る」 の項を参考にしてください。
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