まず/etc/exporfsにアクセスを許可するディレクトリについて、
どのホストにマウントを許すか、またread onlyアクセスなのか
read writeアクセスかなどを設定します。FreeBSDとLinuxでは
記述の方法が異なります.
/etc/exportsの記述例
Linux用 |
FreeBSD用 |
/ panda(rw)
/home 192.168.0.*(rw)
/usr *.fc-lab.com(ro)
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/ -maproot=root panda
/home -maproot=root 192.168.0 -mask 255.255.255.0
/usr -ro bear.fc-lab.com
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最初の行は/をpandaにマウントを許しrwアクセスさせるという設定です.
2行めは192.168.0.*にマウントさせる設定です。
FreeBSDの-maproot=userという設定はクライアントのrootが
マウントされたファイルシステムを扱う場合userのアクセス権限が
与えられるという設定です。
この設定で注意しなければならないのは、pandaとかbear.fc-lab.com
などのホスト名を使うときには/etc/hostsで設定か
逆引きできるようにしておかなければならないことです。
逆引きできているか確認するには、クライアントのホストから
telnetでログインしてwhoコマンドを実行するとわかります.
% tty
/dev/pts/0
% whoami
fujiki
% who
fujiki pts/0 Feb 9 07:03 (bear.fc-lab.com)
%
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この場合bearとだけ書いておいてもうまくいかないことに注意してください。
と表示されるなら、bearという名前でなくbear.fc-lab.com出てくれば,
/etc/exportsで、bear.fc-lab.comと書かなければならず、
bearという設定だけではうまくいかないことがあります。
/etc/hostsに記述がある場合は、whoを実行した時、
ドメインまで含めた名前でなく単にbearとだけ出るかもしれません.
この場合はbearについての記述を行ってください.
以上の設定が済んだらrootになって以下のコマンドを実行します。
Linux用 |
FreeBSD用 |
# exportfs -a
# /usr/sbin/rpc.mountd
# /usr/sbin/rpc.nfsd 8
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# exportfs -a
# mountd
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以上でサーバの設定はOKです