- まずadduserコマンドなどを用いてmysqlというユーザとグループを作ります。
この際にユーザのホームは/usr/local/mysqlにしておきます。
- 次にパッケージを展開しconfigureを実行します。
% tar zxvf mysql-3.22.32.tar.gz
% cd mysql-3.22.32
% ./configure --with-charset=ujis --prefix=/usr/local/mysql --with-low-memory
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ここではEUCが使えるようにするためにujisを指定しています。
"--with-low-memory"を設定しているのはメモリ不足で途中で
makeが止まらないようにするオプションです。
- makeとmake installを実行します
- MySQLで必要なデータベースを初期化し、オーナーを変更します
# /usr/local/mysql/bin/mysql_install_db
# chown -R mysql /usr/local/mysql
# chgrp -R mysql /usr/local/mysql
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MySQLの起動と初期設定
MySQLを使用するためには以下のコマンドを実行してデーモンを
起動しておく必要があります。
# su mysql
% /usr/local/mysql/bin/safe_mysqld &
(/usr/local/mysql/bin/safe_mysqld --log &)
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ログを出力したい場合は下の例のように'--log'オプションをつけて
起動します。そうすると/usr/local/mysql/var/*.logにログが
出力されるようになります。
通常OSのブート時に起動しておきたいので、rc.localなどのファイルに
以下の内容を追加しておきます.
/usr/local/mysql/bin/safe_mysqld --user=mysql &
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デーモンを停止するには以下のコマンドを使います.
% /usr/local/mysql/bin/mysqladmin -u root -p shutdown
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スクリプトの中から実行したい場合は
/usr/local/mysql/bin/mysqladmin -u root --password=****** shutdown
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のように******のところにパスワードを記述すればOKです。
rootのパスワードの設定
さらにこのsafe_mysqldが実行されている状態で、次のコマンドを
使ってパスワードをmysqlの管理ユーザのパスワードをつけてください。
% /usr/local/mysql/bin/mysqladmin -u root password '新しいパスワード'
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このパスワードはOSのスーパーユーザのrootのパスワードとは別のもので,
MySQLの内部のrootのパスワードです。
MySQLではユーザの情報をMySQLのシステム内の"mysql"という名前を持つ
データベースの中に保存しています。この中のrootというユーザの
パスワードを、上の操作では変更しているのです。
以上でインストールは完了です。
動作確認
mysqlが動作しているか以下のコマンドを実行してみてください。
% /usr/local/mysql/bin/mysqladmin version
% /usr/local/mysql/bin/mysqladmin variables
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デーモンが動作していれば、結果が返るはずです。
さらに
% /usr/local/mysql/bin/mysqlshow
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で、存在するデータベースが表示される。おそらくmysqlとtestというデータベース
があるので、
% /usr/local/mysql/bin/mysql -u root -p
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とやってSQLを受け付けるフロントエンドを起動しましょう。
上の-uオプションはrootというユーザでアクセスし、
最初にパスワードを指定することを意味します.
パスワードのついたユーザに-pオプションなしで使おうとすると
アクセスが拒否されます.上のコマンドを実行して、
正しくパスワードを入力するとフロントエンドが起動されます。
そこでは以下のようにSQL文が使えます.
mysql> show databases;
mysql> use mysql
mysql> show tables;
mysql> select host,db,user from db;
mysql> select host,user,password from user;
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標準的なSQLが利用できることを確認してください。ここでは'mysql'
という名前のデータベースを使っていますが、これはユーザ管理用の
情報が入っています。データの更新のテストなどを行う場合には、
'test'というデータベースを使ってください.
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