コンピュータが他のコンピュータを結ぶ線としてはおそらくもっとも多く使われている のがイーサネットでしょう。 このイーサネットはバス型のネットワーク、つまり一本の通信線があり、 それに何台ものコンピュータがつながっているとみなすことができます。 実際に10Base5を使ってネットワークを作る場合に、同軸ケーブルの途中に 穴を開けて、そこにトランシーバという装置をつけてコンピュータと接続します。 一本の線に複数のマシンが接続された形となるのです。このようなネットワーク なので、同時には一台のコンピュータしかデータを送信できません。 同時にデータ送信した場合、データの衝突(collision)が発生します。 また、一本の線につながれているので、あるマシンが別のマシンと通信しているのを、 他のマシンで見ることが可能です。 このイーサネットはCSMA/CDという方式を使います。CSMA つまり Carrier Senced Multiple Access の名前の通り、他の人が使っていないかどうかをキャリアの有無で確認しながら 複数の人が使えるようにしたものです。最後の CD は collision detect つまり、 衝突検出機能があるということです。キャリアをセンスして通信を行っても、 長いネットワークを組むと、特にリピータで接続したネットワークなどでは、 衝突は起こり得るのです。 以下にイーサネットの3つの規格を示します。通信速度は記述していませんが、 すべて10Mbpsのスピードがでます。ファーストイーサ(100Mbps)
- 10Base5 , Ethernet (Thick wire)
- 太い同軸ケーブル, トランシーバをケーブルに付けて、そこからトランシーバケーブルで コンピュータに接続する,最大セグメント長 500m、最大ノード間距離2.5Km 最小ノード間距離2.5m、最大ノード数100/セグメント
- 10Base2, Cheapernet (Thin wire)
- 細い同軸ケーブル、T型コネクタでつなぐ、最大セグメント長 185m 最大ノード間距離925m,最小ノード間距離0.5m、最大ノード数30/セグメント
- 10BaseT
- ツイストペアのケーブル、コネクタはRJ45(UTP),最大セグメント長 100m
- 10BaseFL 光ファイバーケーブル,最大セグメント長 2km
100BaseTXではカテゴリ5のUTPを用いる。最大長100m
100BaseFXは光ファイバ、最大長412
このほかに、FDDIやATMなどがあります
(物理層レベルの接続のみをサポートする) ケーブルの長さが足りない場合などに利用します。 ケーブルが長くなると、電圧の低下などを問題が起こるために 限界があるが、リピータをつかって、信号を増幅して 一方のセグメントから他方のセグメントへ送るので、 この問題が解決できるのです。
ブリッジは、必要なパケットだけをLAN間でやりとりするもので、 ラーニングブリッジと呼ばれるものがあります。この機器は データリンク層をサポートをします。 リピータではできないトラフィックの軽減化が可能です。
ネットワーク層をサポートする機器で、パケットのルーティングを行います。
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