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innfeedによる記事の転送の設定

記事の転送の設定を行うファイルがnewsfeeds(/usr/local/news/etc/newsfeeds)です。

このファイルを設定するには、 どのような時に転送が必要かを理解する必要があります。 例えば、このサーバはインターネットプロバイダのサーバから ニュースの供給を受けているとします。 この場合、このサーバに新しい記事が届いたときに、 その送り主が接続しているインターネットプロバイダであれば、 転送する必要はありませんが、 このサーバに接続したユーザが投稿したものであれば、上流のサイトつまり インターネットプロバイダのNNTPサーバに送る必要があります。

このような場合には以下のように設定します。

innfeed!:!*\
        :Tc,Wnm*,S30000\
        :/usr/local/news/bin/startinnfeed

news01.qtnet.ad.jp/news.qtnet.ad.jp\
        :fj.*,japan.*,tnn.*,comp.*\
        :Tm:innfeed!

これはfj.*,japan.*,tnn.*,および comp.*の記事の内 pathフィールドを見て、news.qtnet.ad.jpから 送られてきたもの以外はnews01.qtnet.ad.jpに送るという設定です。 このように記述すると、INNは innfeed(/usr/local/bin/innfeed)を起動して

fj/test/931 <38DF05CD.2C6D92C5@kitakyu-techno-ctr.co.jp> news01.qtnet.ad.jp

のようにコマンドを発行します。するとinnfeed がこれを受け取って、 inn.conf内の peer news01.qtnet.ad.jp{...}の内容に従って送信するようです。

なお、自分の下流のサーバにさらに転送するためには、このファイルに そのサーバへの転送を記述する必要があります。

innfeed.confの設定

上のようにnews01.qtnet.ad.jpというファイルに送る設定がなされた場合、 そのホストのIPアドレスを登録するために、innfeed.conf (/usr/local/news/etc/innfeed.conf)を作成する必要があります。

peer news01.qtnet.ad.jp {
        ip-name:        news01.qtnet.ad.jp
}

DNSにnews01.qtnet.ad.jpが登録されている場合は上記のように記述できますが、 そうでない場合はIPアドレスで指定してください。